04609-161209 「書く」アクティブラーニングのためにScanSnapを活用
SIGMA sd Quattro + 24mm F1.4 DG HSM
ScanSnapなしじゃ仕事にならん、というくらいに日常的に重宝しているスキャナ、PFU「ScanSnap」が誕生から15周年。
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ScanSnapのMac用のドライバがリリースされた2004年から13年にわたって使っています。2005年から2年間、スタンフォード大学に行く時も、スーツケース2個で渡米した中に、ScanSnapは持参しました。おかげで紙の資料は何も持たずに帰国。すべてスキャンしてPDFで保存です(書籍は送りました)。
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現在、研究室のデスクには「ScanSnap iX500」「ScanSnap SV600」「ScanSnap Evernote Edition」が並んでいます。
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そして出張には「ScanSnap iX100」を持参。
富士通のモバイルスキャナ 「ScanSnap iX100」の製品情報を掲載しています。scansnap.fujitsu.com
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最も頻繁に使う用途は学生たちが書いたペーパー類のスキャン。shioが担当するすべての授業の最後に学生たちが書く「オピニオンペーパー」です。
毎時間、100〜200枚くらいの紙が提出されます。そのすべてに目を通し、万年筆でコメントを書き、サインをしてからスキャン。1台のMacに繋いだ「ScanSnap iX500」と「ScanSnap Evernote Edition」を同時に使って、並行してスキャンを終わらせます。倍速です。
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スキャンしたオピニオンペーパーは、そのままPDFとしてEvernoteに保存されます。それをiPad Proで開いて、質問が書かれた部分の画面キャプチャを取り、板書に使っているMetaMoJi Noteに貼りこんで授業の準備が終了。
次回の授業ではそれをプロジェクタで映しながら図などを書き込んだりしつつ解説を加えます。
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スキャンし終わったオピニオンペーパーは次回の授業の冒頭で全員に返却します。返却といっても、教室の後ろに並べておくだけ。学生たちが自分のオピニオンペーパーを見つけて自分で持っていってくれます。学生自身が自分のペーパーを目立つように工夫し始めるので、200名でも500名サイズのクラスでも、問題なく返却できます。
大学で教えるようになって20年、授業で「レジュメ」というものを配ったことも一度もありません。学生たちがノートを取れるようきちんと「授業」をすれば、レジュメは不要。
学生たちが自分でノートをとる。それが「アクティブ・ラーニング」の原点です。だからレジュメを配布しない。
アクティブラーニングとは、表現し続けること。コミュニケイションすること。だから文章を書く。毎回の授業の中で、いろいろなことを書いて提出してもらう。コメントして返却する。アクティブラーニングを促進します。
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ScanSnapはそのほか、書式書類のスキャンにも重宝。
スキャンした書式書類をiPad Proのアプリ「MetaMoJi Note」で開き、Apple Pencilを使って手書きで書き込んだPDFをEvernoteに置き、そのリンクを提出先にメイルで送信して完了。簡単です。
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「shioの研究室からは紙を出さない」を心がけています。紙の使用量を削減するよう、学園管財課から強く要請されているので、紙は使わない。印刷しない。届いた紙はすぐスキャンして捨てる。
そのために、ScanSnapが必須です。おかげでここ数年、ほぼ完全にペーパーレスを実現しています。
教育上は学生が手で書くアクティブラーニングのために紙を使う。毎回のオピニオンペーパーや試験問題・答案は紙。また業務上は、先方がど〜〜しても紙で出してくれ、と懇願した場合のみ紙で出す。でもそんな例は過去、1回しかありません。
それ以外は全て、全て電子ファイルのやり取りでOK。紙は出さない。
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shio的ペーパーレス三種の神器。
ScanSnap iX500
iPad Pro 9.7インチ Wi-Fi + cellular モデル
Apple Pencil
この3つがあれば(教育的に紙が必要な場合以外)ほぼ完全にペーパーレス化が可能。実際に何年もshioが実践して実証済み。
そして職場全員が使えるようにこの3つを用意すれば、オフィスのペーパーレス化も進むはず。最後まで変わらないのは進化を恐れるスタッフのマインドかもしれません。
写真は、吉祥寺「竹爐山房」のお料理をSIGMA sd Quattroで撮影したものです。
SIGMA sd Quattro + 24mm F1.4 DG HSM
By 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa on December 17, 2016.
Exported from Medium on May 2, 2017.